「水ピタ」を活用した水たまりの除去

2022年8月24日

「水ピタ」で花火大会を快適に!

 去る2019年7月27日、弊社が所在している山口県宇部市では毎年恒例となる「市花火大会」が執り行われ、大盛況の内に終了致しました。

 その前日となる7月26日、主な観覧場所の一つとなる宇部港港町埠頭では弊社の吸水性ポリマー土のう「水ピタ」を用いた会場整備作業が行われていました。

 と言うのも、この場所では毎年水はけの悪さによる水たまりの除去作業が必要で、実行委員会の皆様の頭を悩ませているそうなのです。更に今年は運の悪い事に直前に大雨が降り続き、作業の困難が予想されていました。(例年は実行委員である宇部市商工会議所のご担当者様が人力にて水切り用のワイパーを用いて吸水しているそうです。ご苦労様です・・・。)

 そこで活用されたのが「水ピタ」です!とは言え、水たまりは最大のもので25m×12m×深さ5cmにもなる巨大なもの。今回は先に作業用ポンプで大方の水抜きをし、残った水を水ピタの吸水機能で吸い取る、という計画となり、弊社も一部作業にご協力させて頂きました。

水ピタによる吸水作業前の水たまり
吸水作業中(上の写真と比べて水の量が明らかに減ってますね)

 狙い通り「水ピタ」の吸水機能によって水たまりの残り水は綺麗に吸水され、ご担当者様の作業負担を大幅に軽減して大変お喜び頂けました。弊社と致しましても宇部市の大事なイベントにわずかばかりではございますが、協力する事が出来たかと思っております。

 また、宇部日報社様が当日(7月26日)の作業の様子を取材し、その日の内に記事にして頂きました。この場をお借り致しまして、改めて御礼申し上げます。

宇部日報水ピタ記事
2019年7月26日
宇部日報社様
水ピタ記事

そもそも「水ピタ」とは?

 今回、水たまりの除去作業の一つとして御提供させて頂いた「水ピタ」ですが、本来は緊急災害(水害)対策用の製品です。水に浸す事でシート状の製品がみるみる内に膨らみ(3分以内)、土のうとしてお使い頂ける製品となっております。

 「水ピタ」は吸水前は段ボール箱等に詰めてわずかな場所で保管が出来、災害時、特に十分に事前準備する時間のないゲリラ豪雨の様な緊急災害が起こった時には水だけで簡単に土のうを作る事ができます。また、膨らませる前の状態は1袋あたり数百グラムという軽さなので女性でも簡単に取り回しを行うことが可能です。積みたい場所にて吸水させれば作業負担も軽減出来ます。詳細は以下の弊社の(特設)ウェブサイトにて是非ご確認ください。

「水ピタ」吸水前・吸水後写真
「水ピタ」吸水前・吸水後写真
水ピタを膨らませている様子の写真
水ピタを膨らませている様子 (弊社内で行われた試験にて)

諸注意等

  • 本製品は使い切りです。再利用は出来ません。
  • 本製品を膨らます水について、水温10度を下回る場合極端に膨らみが弱くなります。
  • 塩分を含む水(海水等)を膨らませる場合は海水対応のH型をご利用下さい。
  • 本製品の廃棄について。本製品は赤ちゃんの紙おむつにも使われているポリマーを利用している為、基本的に脱水後は焼却処理が可能ですが、膨らませた水等によっては産業廃棄物として処分する必要がある可能性もあるので各自治体等にお問い合わせ下さい。