勿来IGCCパワー発電所へのミズコシタロウの出荷
IGCCとは
IGCC(Integrated coal Gasification Combined Cycle)とは、石炭ガス化複合発電の事で、 石炭をガス化炉でガス化し、さらに、ガスタービン・コンバインドサイクル発電(GTCC)と組み合わせることにより、発電効率と環境性能を飛躍的に向上させた次世代の火力発電システムです。
参考リンク: 石炭ガス化複合発電プラント(IGCC) (勿来IGCCパワー合同会社様 ウェブサイト)
この度、弊社の濁水ろ過システム装置「ミズコシタロウ」は、福島県いわき市に建設中の勿来IGCC発電所内の石炭ガス化炉にて発生する石炭ガス化溶融スラグを冷却する際に発生する汚濁水のろ過装置として採用され、この度製品の出荷を迎えました。
今回の事業におきましては、毎時20~40m3の処理能力を持つ「ミズコシタロウ MTP-20-40」タイプを専用に改良したものを3台1ユニットとして納入いたしました。
本装置は今後、 広野IGCCパワー合同会社様が福島県広野町に建設中の広野IGCC発電所内の同ガス化炉における汚濁水処理装置としても採用予定です。
ミズコシタロウとは (※標準品の説明です)
ミズコシタロウとは、(化学)薬品を使用せず、高分子マイクロフィルターによるろ過で土粒子だけを除去できるシステムで、全国の工事現場等で採用実績のあるろ過システムです。化学薬品を使わないろ過という大きな特徴はございますが、化学薬品による凝集(システム)と組み合わせてご使用頂く事ももちろん可能です。
製品出荷の安全祈願式典を執り行いました
去る2019年6月17日、弊社代表取締役中村廣義以下、製品開発部門社員等が出席し、製品製造ヤードにて、西宮八幡宮の宮司様にご来訪して頂き、厳かな雰囲気の中安全祈願式典が執り行なわれました。
その後、製品の積込並びに出荷作業を行い、製品は19日に無事に福島県いわき市に到着致しました。
中村建設株式会社及びクリアーシステム株式会社は、本事業を通じ、東日本大震災からの復興や地域の環境保全に貢献して参ります。