ドライマットを使用した電気配線・配管保護と、おまけ

2022年9月27日

ドライマット製造メンバーによる施工シリーズ Vol.6 番外編(会社敷地内)

会社(山口県宇部市)裏山の斜面をドライマットを使って試験的に保護してから1年3ヶ月が経ちました。この斜面(法面)上部には太陽光パネルが設置してあるのですが、パネルから引っ張っている電気配線があります。

我が社では年に2~3回草刈を行っていますが、電気配線近くなると切断・破損させてはならない為少々気を使って草刈をしているのが現実です。

そこで、今回は「ドライマットを使って配線の保護を行う」をテーマに小さいマット(幅60cm x 長さ30cm)を作成し、保護材として使用しました。

会社裏山の太陽光パネル

パネルの横に計5本の電柱にパワコン(パワーコンディショナー)が設置してあり、このパワコンと太陽光パネルをつなぐ電気配線が今回の保護対象です。

※パワーコンデショナー:太陽光パネルにより生み出した直流(DC)の電気を交流(AC)に変換する事により、家電などで利用できるようにする機械。

作業着手前

草が生い茂り、配線があることすら気づきにくいです。

そこで、

作業着手前2

見えやすいように手前を少し伐採しました。

配線保護 作業状況

マットを巻いて、結束バンド(インシュロック)で留めます。この写真では見えやすいようにマットを配線の下に敷いてますが、実際の設置には配線の上から包み込むようにして重なる部分を下になるよう設置する事をおススメします。

作業完了

少しラップする(重ねる)ように巻いていきました。今回は6枚使用しています。

この後散水したら、半日足らずで硬化が始まっていました。

意図的に刈払機の刃を当てようとは思いませんが、草刈最中の配線切断事故は減るのではないでしょうか。

なんせマットの中はモルタルですから(^_-)-☆

おまけ

会社の裏に車1台がやっと通れる道があります。この道に隣接する形で資材を置いているのですが、ここから草が伸びてきた時、道にはみ出る事がしばしばあって、ずっと気にはなっていました。

いくら草でもスピードにのって接触すると切れたり、車両に傷が入ったりしますよね。

なので、少し時間が空いた時にドライマットを敷こうと思っていて、、、

ついこの間、台風14号が山口県を直撃するとニュースでやっていたので、社内の台風養生のついでにドライマットを敷設しました。

社内のメンバーが草刈をしてくれていたので、あとは貼るだけです。

はい、終了!

実に簡単です(笑)

コンクリートブロックとマットとの間から少しは生えてくるかもしれませんが、ボーボーになる事はないですので、どうしても気になるようだったら、シリコンコーキングを隙間に打つなどして対処します。

たったこれだけでも、毎回草を刈るよりはだいぶ楽になります。それに地表保護にもなっているので、土が道路に流出する事も防げますよね。

ちなみに、台風14号は進路が少しズレたためか、会社に被害は全くなかったです。

では、また!