ドライマットでモグラ対策!?

2023年2月4日

ドライマット製造メンバーによる施工シリーズ Vol.4

さて、今回は山口市名田島のとある畑での事例です。

そもそもの経緯ですが、広大な敷地面積の田畑のあぜ道や畦畔(水田を囲って作った盛土の事)の草刈りを年々行っていたが、農家の高齢化により年々作業の負担が大きくなってきていたのと同時に、風雨・台風・豪雨等により崩れた畦畔を修復する労力も年々厳しくなっているそうです。

そこに来て、モグラの出没により畦畔に穴を開け、その穴から田んぼの水が流出するという被害が頻繁に起こっているとの事。農家さんにとってかなり迷惑な存在のようです。

このときは小麦や大麦を植えていらっしゃいました。

収穫時(梅雨前の5月中旬)にはスタジオジブリのアニメ映画「風の谷のナウシカ」に出てくる「金色の野」の様に美しいそうです。

施工前

写真のように、水路はコンクリートで固めてあったので側溝に土砂が落ちる事は無くなったそうですが、畦畔は土がむき出しの為、モグラが穴を開ける、草刈、崩れた時の補修が必要との事。

この通路にドライマットを貼っていきます。

地ならし状況

マットを貼る前に、地面の凸凹を極力少なくするため少しだけ均します。

今後、草刈りをしなくても良いように下にマルチシートを敷きます。

この日、風が強かったのでマルチシートを敷いたらスグにマットを敷きました。マットの重みでマルチが飛ばないようにするためです。

50cmピッチで杭を打っていきます。

いくつかの種類を試してみましたが、ゴムハンマーが一番打ちやすかったです。(個人差あり)

マット貼り完了

綺麗に貼れました。これで畦畔が崩れる事もなくなり、モグラの進入も防げることでしょう。

あとは雨が降ってくれれば勝手に固まるので、雨待ちです。

排出口もきれいになったと思います。

草刈の時、このコンクリートでできた排出口に刈払機の刃が当たって跳ねたり、足を取られ骨折した例もあるらしいです。そんな事故が今後無くなると良いですね。

施工日:2022年(令和4年)5月2日

施工範囲:幅1.5m(マット3枚分) × 長さ 約45m = 67㎡

では、また!

ドライマット ガイドムービー (弊社YouTubeチャンネル)